オーストラリアでバリスタとして働くには
オーストラリアのカフェで働く
オーストラリアにはたくさんカフェがあります。
日本とは比べものにならないくらいあります。
特にわたしの住んでいるメルボルンはカフェの文化が盛んで、他の都市に比べてもさらに多くのカフェがあると思います。(他に行ったことがないから分かりませんが)
そんなこともあって、求人サイトなどを見ているとカフェのお仕事がたくさん出ています。
じゃあ、カフェで働こうかな!!って考えになるのが普通かと思いますが、意外とそんな簡単なものではないのが、オーストラリアのカフェのお仕事なんです。
この2週間実際にバリスタとして働いていて感じた、バリスタの仕事をゲットするのに必要な条件についてまとめてみました。
1.カフェマシーンの知識
みなさん、こんなようなマシーンみたことありますか?
これは今わたしが働いているカフェのマシーンです。
まず、カフェでバリスタとして働く最低条件として、
マシーンを使える
ということが挙げられます。
さらに、ただマシーンを使ってコーヒーを作れるだけではなくて、開店時のマシーンの立ち上げから掃除まで、基本的にこのマシーン環境すべてを知っていることが大切です。
そのカフェにもよりますが、わたしが働いているようなパン屋に併設しているカフェだったりするとバリスタがお店に一人しかいない環境で働かないといけないことがありmす。
もし、マシーンに不具合が出たとき、知識のある人は他にいないので誰も助けてくれません(笑)
何がどこに繋がっていて、水はどこに溜まるとか、そんなに詳しくは業者の方じゃない限り分かりませんがある程度の知識がないとパニックになってしまうかと思います…
2.コーヒーの種類の知識
一言にコーヒーって言ってもいろいろな種類があるんです!
ラテ
フラットホワイト
モカ
マキアート
ロングマキアート
ショートブラック
ロングブラック
などなど
さらに
ミルクにもいろいろあって
フルクリーム
ソイ
スキム
アーモンド
あとは
カスタムで
ストロング
ウィーク
などなど…
オーストラリアの人はだいたい自分の好きなコーヒーがあって、どこのカフェでも同じ注文をします。
例えば、『カプチーノ/ストロング/1シュガー』とか『フラットホワイト/ソイ/ウィーク』とか…
注文に合わせて、即座に判断してカップに何ショットエスプレッソが必要でミルクはどれを使って、どの程度のスチームが必要か分からないとダメなんです…
わたしも慣れるまではパニックでしたけど、慣れてきたら大分スムーズにできるようになってきました!
どの程度スムーズににできるかは別として、知識があることは必須ですね。
3.ラテアートの技術
これに関しては本当にそのカフェによりけりです。
テイクアウトメインのカフェだと全くいらないと言っても過言ではないですし、
逆にレストランのバリスタジョブは絶対必要かもしれません。
わたしが、1度仕事募集してませんか?と聞いたカフェのオーナーさんは、まず一言目に、「ラテアートはどの程度できますか?」って聞いてきました。
このカフェは食事がメインだったので、ラテアートが必須だったようです。
ラテアートは本当に練習あるのみ!という感じで、わたしは今のカフェで空いている時間を見て毎日練習にはげんでいます…
最初は全くできなかったのですが、youtubeで動画を見て勉強して、今はこの程度ですができるようになってきました。
必須ではないですが、できると仕事の幅はぐっと増えるとおもいます。
じゃあ初心者は無理な仕事なの?
初心者でも道はたくさんあります。
わたしもオーストラリアに来るまではコーヒーの知識は皆無でした。
初めてブリスベン空港に降り立ったときに、空港でコーヒーを買ったんですけど、ブラックコーヒーのことをロングブラックということを知らなくて店員さんをかなり困らせてしまいました(笑)
(こちらでブラックコーヒーって注文をするとミルクの入らないコーヒー全般を指す言葉になってしまうので、日本人の思っているブラックコーヒーを頼む時はロングブラックと注文しないといけません…笑)
そのくらいコーヒーの知識はなかったのにどうやって今カフェで働いているかというと…
語学学校のバリスタクラスを卒業したからです。
5週間のクラスで、マシーンの使い方からコーヒーの種類、作り方、ラテアート、接客英語までいろんなことを教えてもらえるコースでした。
さらに2週間の実習付きで実際にローカルのカフェで働く経験もさせてもらえました。
わたしはこのバリスタコースを受けている時にバリスタの人に紹介してもらって今のカフェで卒業してすぐ働けることになったので、総じて受けてよかったコースだったなあと感じていますが…このコースを受けたからってみんながみんなカフェの仕事をゲットできるわけではないとは思います…
わたしのクラスメイトは何件もカフェにレジュメを落として、そのうちの1件から新店舗の開設でバリスタがいるから来てと言われて今そのカフェで働いています。
いくら上で書いた条件を満たしていても仕事をゲットできないひとはいます。
結局は
運と粘りです!!!
わたしは完全に運がよかったし、クラスメイトの子は何件もレジュメを落とした粘り勝ちです。
オーストラリアには1日で証明書がもらえる簡易的なバリスタスクールもありますが、正直1日で何を身につけられるんだろう…とわたしは疑いの気持ちでいっぱいです(笑)
経験重視のカフェが多いので、1日のバリスタスクールの証明書を見せてもそんなに役にたたないのじゃないかなあと思います。
でも、なにも知識がない人が基礎知識を習う場としてはアリなのかもしれません!
語学学校のバリスタクラスのいいところは、期間が長いのでじっくり練習ができることと、卒業してからも材料は自費ですがマシーンを使って練習させてもらえるところだと思います。(これも学校によりますが、わたしの学校は卒業生も練習させてもらえます!)
もし、仕事に繋がらなくてもこの5週間は間違いなく楽しくて、いい経験になったので払った授業料は無駄じゃなかったなあと感じられたと思います。
最初は仕事を見つけるための手段としてバリスタやってみたいなと軽い気持ちで受けたクラスでしたが、実際にカフェ仕事をしていてもっとうまくなりたい!ラテアート描けるようになりたい!と、どんどん深みにはまっていっています。
今の目標はお客さんが思わず写真を撮りたくなるような綺麗なコーヒーを作ること!
辛い仕事の中でもこうして目標をもって頑張れるのはカフェのお仕事のいいところですね。
では今回はバリスタのお話でした。